タオルソムリエと巡るファクトリーショップ

タオルソムリエと巡るファクトリーショップ

aroundseaを手がける今治のタオルメーカー「HARTWELL/ハートウエル」が
創業93年の歴史で初の直営店をオープンします。

場所は今治朝倉の本社工場の一角です。これから先、ハートウエルのものづくりの発信拠点となるこのショップより#1となるブログをお届けします。

今まさに内装の工事を終え、タオルソムリエの宮嶋(写真左)と菅がオープン準備の真っ最中です。そんな2人にこのお店のPOINTや製品について話を聞きながら、ショップを巡ってみましょう。

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~タオルソムリエとは~
お客様が、本当に必要としているタオルを理解し、選ぶことのできる専門のアドバイザー。タオルの「歴史」・「文化」・「技術」・「製品」・「顧客サービス」・「ブランド」などタオルに習熟し、お客様にご満足頂けるタオルをおススメします。
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まず入口を入って目に飛び込んでくるのが、砥部焼の並んだ平台。
愛媛を代表する焼き物です。(→砥部焼についてはこちらでご紹介していますタオル工場併設でありながら、見渡すと様々な生活雑貨が並んでいます。

宮嶋:砥部焼は白磁に青い唐草模様がアイコンの焼き物ですが、あえて無地の「白磁」を仕入れました。用の美を受け継ぐ砥部焼最古の窯元「梅山窯」ならではのフォルムの美しさと、もともと砥部焼の原料の砥石の美しさが現代の生活に溶け込むと思うので、砥部焼ファンが増えたら嬉しいです。

砥部焼菅:これはそば猪口の大きい方ですが、スープを入れても可愛いですね。

ショップ中央にはサウナハットが人気の「ヴィヒタ」シリーズと高知のひのきを使ったサウナスツール。また、サウナ用品だけでなく、ひのきを活かしたオリジナルの枕やまな板も。
ヒノキ製品やサウナハット
最近はひのきのまな板で食品に木の香りを移してバーベキューするのがキャンパーに大人気。

宮嶋:自社工場でタオルやタオルを縫製した製品を作り、全国のお客様に届けることはこれから先も変わりません。少しずつファンになってくれるお客様が増える中、ハートウエルのタオルを心地よいと感じて喜んで頂けるように、タオル以外の瀬戸内の製品でもお客様の生活に心地よさをお届けしたいと思ってきました。お店をきっかけに、地域と協力してよいものを発信していきたいと思っています。

高知の四万十小粒ひのき製品↑四万十川源流域のひのきを小粒に加工した香り高い「ひのきピロー」インハウスのデザイナーが「小粒ひのき」のイラストレーションとパッケージデザインを担当。ナチュラルやオーガニックといった志向ではなかった方にも興味をもってもらえるよう試行錯誤した。

店舗奥で大きな機械を手早く操作するのは、新たに導入したホールガーメントマシーンのオペレーションを一手に担うスタッフの水口。瀬戸内の良いものを届ける新ブランド「aroundsea」主力商品であるニットインナーを製造中です。
ホールガーメントマシーンが見学可能です

菅:精密なホールガーメントマシーンがニットインナーを編む様子を間近で見ることができます。試着室もご用意したので、インナーのご試着が可能です。このインナーは着ると本当に良さが分かります。チクチクしない事や、蒸れないニットの質感などもお伝えしaroundseaのコンセプトである「ストレスフリー」を体感していただきたいです。

ホールガーメント製品の横には、手を洗えるHAND WASHエリア。ここにもスタイリッシュなaroundseaオリジナル製品が。
タオルをはじめ、ハンドソープやハンドクリームもお試しいただけます。

菅:aroundseaのaromaticハンドソープを実際に使って手を洗っていただき、ハートウエルの色々なタオルをお試し頂けます。お客様に最適なタオルを選んで頂くために、この体験エリアをどうしても作りたく、設計工事の業者さんと何度も話し合いを重ねて実現しました。タオルの後はaroundseaのハンドクリームでハンドケアをして頂けます。とても爽やかな香りが程よく続くので、最近ではベテランの男性スタッフからも瀬戸内のいい香りがしてきますよ。男性にも女性にもギフトにとてもおすすめです。

いよいよハートウエルのタオルがずらりと並ぶ最大の壁面に。
数あるタオルからどれを選んで良いか悩んでしまいますが、そんな時こそタオルソムリエにおススメを聞くことができるのが、このショップの魅力です。
ハートウエルの新作タオル

宮嶋:タオル選びの時は、まずお客様のご要望をお伺いしたいので、気軽にお声がけいただきたいです。ハートウエルの今年のおススメは型染め作家「kata kata」さんとコラボレーションした新作タオルです。長年温めた企画がkata kataさんとの二人三脚でついに実現しました。タオルで絵柄を表現する「ジャガード織り」こそ、今治が誇る技術なので、手彫りの温かみを表現できたと自信を持っておすすめできます。クマも良い表情になりました。
→ハートウエルオンラインストア kata kataタオルはこちら

ちなみに、ここ1年私が使ったタオルで使用感がおススメなのは「あえてかたいタオル」の「カタ」のほう。タオルはどうしても、最初に手にした感触がすこしずつ変わってきますが、程よい硬さが最初からずっと変わらない点は自社製品ながら驚くほどです。長く使えますし、硬さも心地がよいです。
ハートウエルオンラインストア あえてかたいタオルの「カタ」はこちら

 さて、遂に最後のご紹介となるのは、店舗の奥にある大きな引き戸。隣の部屋は、タオルの糸を準備する「整経(せいけい)」工程の場所。平日は工場見学を承っています

菅:お買い物と同時に工場見学ができてしまうのはこのショップならではです。特にお子様には小学校の社会科見学も好評でしたし、記憶に残る体験になると思います。土日は工場がお休みなので、見学ご希望の方はぜひ平日にお越しください!

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まだまだお店や商品のことなどもご紹介しきれてはいませんが、今後このshop blogを通して、お伝えしていきたいと思います。
最後に2人が目指すファクトリーショップはどんな場所ですか?

宮嶋:タオルは身近な日用品ですが、このショップでの選ぶ楽しみや、体験するワクワク感も一緒にお客様に持ち帰って頂き、ストーリーのあるアイテムとして毎日の生活に寄り添っていきたいです。そして大切な人への贈り物選びの時には、また、ここに来て頂いてストーリーを繋げていけたら素敵ですね。

菅:ここは自然豊かな場所で、春は桜、秋は紅葉が美しく、夏にはカブトムシやクワガタもいます。イベントや企画展示なども開催して四季を楽しんで頂きながら、身近なショップとして心休まる場所にしたいと思っています。

HARTWELL FACTORY SHOP

工場の無骨さを残しながら建具には愛媛杉、看板の土台に大島石を使うなど、地域の良い素材を全国の人に伝えるために工夫を凝らしました。「訪れて下さるお客様と共に、居心地の良い場所に育てて行きたい」そんなスタッフみんなの想いが形になったショップです。

今月1月23日のオープンに向け、準備もラストスパート。今後、お客様との距離が近くなるような色々な話題を発信していきます。近隣にお住まいの方は普段使いのお店として、遠方の方は瀬戸内へのご旅行の際に、是非お立ち寄りください!

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店舗情報:HARTWELL FACTORY SHOP

グランドオープン予定日: 2023年1月23日(月)
住所:〒799-1607 愛媛県今治市朝倉上乙1050番地1
TEL:050-3160-2085(店舗直通)

営業時間:10:00~18:00
定休日:水・木
駐車場:20台・大型バス可 
工場見学:平日・土曜工場稼働日可能 日曜お休み ※詳しくはお問い合わせください。

団体様の工場見学・ワークショップもお受け致します。
フォームより 貴団体名・人数・ご希望日/時間帯をご明記の上お問い合わせください。→お問い合わせフォームはこちら

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タオルのハートウエル オンラインストア本店 
https://hartwell.co.jp/
aroundsea Instagram:https://www.instagram.com/aroundsea_jp/
aroundsea Twitter:https://twitter.com/aroundsea_jp

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